2022年を迎えて

 明けましておめでとうございます。

最近の2年間は、世界的に新型コロナウイルスによるパンデミックに襲われ、現在社会が大きな脅威と課題を抱えている。このウイルスはまたたく間に世界中に蔓延し、変異を繰り返し次々と新しい株になって我々の人間を介して感染し、一国一都市だけの対処では到底防ぎ切れない状況となっている。

ひるがえって、現代社会は有史以来大いなる発展を遂げ、特に交通手段のスピード化等により、物理的な距離が極めて近くなり、人々の交流が活発にかつ頻繁に行われてきた。

また、人々は、自由にネットワークを介して交流し、文化的・経済的発展を享受してきた。

このような交流の場面に大きな脅威が潜んでいることがわかってきて、途端に行動制限など内向きの社会となってきた。とりわけ東京2020オリンピック、パラリンピックが1年延期してもなお収束せず、無観客での開催となったことは誠に残念でならない。

このような中で、昨年後半には新しく開発されたRNAワクチンが提供され、何とか最悪の状態を脱することができた。これは現代科学の大いなる成果であり、開発者と提供者に深く感謝したい。また、情報化技術の発展により、実空間で会わなくてもインターネットによるリモート会議を利用することも容易になってきた。

しかし、又昨年末から強力な感染力を有するオミクロン株が出現し、今後の再感染増大が懸念されている。また、今後はさらなる未知のウイルスがまた出現し続けるかもしれない。

その対策として、今後とも新しい科学技術によるワクチン及び医療技術のさらなる開発と、人々のリスク対策、行動のコントロール等の対策が継続的に必要と考えられる。

つまり、人々が従来のような自由な行動はリスクを認識して自らを制限せざるを得ない社会となってしまった。

このような今後の社会においては、特に超高齢化社会となっている日本においては、高齢者等の社会的弱者が何らかの被害者となる可能性が増えていくと考えられる。

そのため、地域の人々が連携して社会的弱者を助けることに取り組み、その支援の仕組みを強化することが必要であると考えている。

今年私は、このような認識のもと課題解決のための活動をしていきたいと考えております。

2022年1月3日

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