OKI 子会社の不適切会計 損失308億円

本日の日経新聞で表記の見出しがでていました。昨日、OKI(沖電気)は「当社海外連結子会社の不適切な会計処理に関する調査結果等について」を公表したことを受けての記事です。不正経理を行った会社はOKI SYSTEM IBERICA,S.B.U.というスペインの子会社です。

上場会社は有価証券報告書を提出していますが、同報告書では「関係会社の状況」を記載することになっています。OKI(沖電気)の場合、連結子会社で重要性の高い子会社は当該子会社の概要が記載されていますが、今回のスペインの子会社は、重要性がなかったのか、平成24年3月期の有価証券報告書の「関係会社の状況」には記載されていません。

しかしながら、今回の不正経理により純資産が24,434百万円過大になっているため、OKI(沖電気)の財政状態に与える影響は重要なものと思われます。

因みに平成24年3月末において

連結貸借対照表上の純資産は67,524百万円で(1株当り純資産49.38円)あり、今回の不正額24,434百万円の純資産に占める割合は36%にもなります。

PBR(株価純資産倍率)を計算すると、平成24年3月31日の株価125円であれば、PBRは2.5倍(125/49.38)ですが、子会社の不正額を反映させるとPBRは4.0倍(125/(49.38×(1-0.36))となります。会社の実態からすればPBR4倍も割高になっているのに、2.5倍は割安と考えて投資する株主はいなかったでしょうか?今回の不正は、投資家の意思決定に影響を与えないほどのものなのでしょうか。

沖電気

 

有価証券報告書にも記載されていない程の小さい会社が、今回のように連結財務諸表に重要なインパクトを与えることになるのは驚きですね。

今回の不正額を反映させた場合は連結財務諸表上は債務超過にはならないので、大きなインパクトは与えないと市場は判断するのでしょうか。。。

詳細は、沖電気のホームページに公表されている外部者の調査報告書を参照ください。

当社海外連結子会社の不適切な会計処理に関する調査結果等について

沖電気の有価証券報告書は

EDINET

で、沖電気 で検索してください。

 

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